法人カードで経費の管理を楽にできる

法人カードで経費の管理を楽にできる

カードの申込手続きに手間がかかるのでは？

法人カードは、会社を設立した直後でも作成することができます。

決済後の支払いに必要な事業用の預金口座、実在するか確認のために必要な会社の登記簿等の書類、自治体に登録した印鑑と印鑑証明等と、代表者の本人確認ができる身分証明書が必要となりますので、忘れずに用意しましょう。

もちろん、個人事情主の方も申し込みが可能で、希望限度額を低めに設定すれば、登記簿の代わりに確定申告等の収入を証明する書類の提出で認められることがあります。

個人用のクレジットカードと同様に、書面を郵送して申し込みもできますし、対応していれば、サイトのフォームからネット申し込みも可能になっていますので、用意する書類が多いだけで、特に面倒な手続きはありません。

年会費は必要なところが多いですが、優待サービスや旅行保険等の補償を最低限にした年会費無料のタイプの法人カードもあります。

経費の管理や資金繰りが楽になる？

会社を設立して間がない時や、起業したばかりの時には、経理専業の事務員を雇うまで手が回らないことがあります。

経営者自らが経理を担当する場合、月々の費用がどのくらいかかるか管理するのも大変なことです。

法人カードで経費を決済すれば、いちいち現金を出さなくても済みますので、小口現金を用意する手間もかかりませんし、明細を見ながらどれくらいかかったかをチェックしながら帳簿記入ができ、計上漏れが防げます。

ETCカードを発行できる場合には、出張やドライバー等の仕事で有料道路を使う機会の多い経営者や従業員がいる場合に、通行料金の支払いで手間がかからなかったり、経費処理がまとめてできるメリットがあります。

また、費用が発生してから、口座引き落とし法人カードの返済をするまでには、最大で1ヶ月半後くらいになることもありますので、その間に資金繰りをして、お金を用意する時間を稼ぐことができます。

有事に備えて、手元に用意しておけることから、現金がショートする心配もありません。

法人カードで提供される優待サービス

法人カードには、様々な優待サービスが付けられています。

年会費が有料のカードには利用するごとにポイントがつけられ、商品やポイントへの交換ができることがあります。

空路の補償が充実しているカードは、マイルが貯められるため、現金決済よりもお得になりますし、国内外の旅行保険や、事故にあった場合の傷害保険等が充実していることがあります。

また、国内外の空港ラウンジサービスや荷物の手配、現地での予約サービスにも対応できることがありますし、日本語のできるトラベルデスクを設置していることがありますので、非常時にも安心です。

会社を設立して年数が浅い場合には、従業員に対しての福利厚生が十分でないことも考えられます。

法人カードには、宿泊施設やスポーツ関連の施設、飲食店などの利用で割引等の優待サービスが付帯していることがあります。

従業員の利用時や社員旅行や研修にも役立てることができるでしょう。