みんなが知りたかった補助金と助成金の違い

みんなが知りたかった補助金と助成金の違い

補助金と助成金という制度を耳にした方もいらっしゃるかと思います。
だけど、一体何が違うの？とお考えの方にその違いをご紹介したいと思います。

どんな違いがあるのか？

補助金も助成金も、国や地方公共団体等から支出される「原則返済不要のお金」であることは同じですが、補助、助成する要件によって、それぞれの制度を管轄する組織が異なるため目的とその採択方法、採択率（申請、審査後に受給できる率）が違います。
＊一部民間団体からの支出もあります。
＊原則返済不要ですが、以後一定の収益となる場合に返還義務が生じる場合があります。

補助金

補助金は「経済産業省系」の制度、中小企業庁の管轄です。補助金は予算があるため、要件が合っても受給できない可能性があります。また研究開発やAI（人工知能）やIT企業など専門的な分野を対象としています。補助金は公募制が多く審査が行われますので、条件を満たせば誰でも貰えるものではありません。主な補助金は、5～10個ありその種類は様々です。都道府県、市区別のそれぞれの地域にも特有の補助金制度がありますので、事業所所在地域の制度を確認されるのもよいかと思います。

さて、気になる採択率はどのくらいでしょうか？平成28年度創業補助金（創業・第二創業促進補助金）の結果を見てみましょう。応募総数2,866件の申請があり、136件を採択したと発表しています。採択率は4.7％でした。予算が大幅に削られたのが大きな要因と言われていますが、年度や補助金の内容によっては、かなり狭き門と言えそうです。
参考資料：http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sogyo/2016/160620Sogyo.htm

助成金

助成金は人事など人に関する「厚生労働省系」の制度　助成金は補助金と違い、要件が合えば基本的に受給できます。会社が雇用に関係するときに活用できる制度で、50種類以上あります。

非常に簡単に言ってしまうとすれば
・助成金は、基本的に受給できます。（資格要件を満たした場合です）
・補助金は、受給できる確率が低い時もある⇒公募制、予算と申請数による。
　また、それぞれの地域特有の補助金制度もあるので一度ご覧になるのも良いかもしれません。

補助金も助成金も、原則後払いです。通常の融資のように採択されて、すぐには入金になりませんのでご注意ください。

・・・参考資料・・・
●中小企業庁
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/index.html

●厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index.html
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