贈与税の税率は何％？税率の計算方法

贈与税の税率は何％？税率の計算方法

贈与税の税率は何％？

贈与税の課税方法は「暦年課税」と「相続時精算課税」の2種類があります。
原則、「暦年課税」となりますが、適用要件を満たし、選択した場合に、「相続時精算課税」となり、税率、計算方法が違います。その違いをご紹介します。

「暦年課税」
・基礎控除額＝毎年110万円　
＊基礎控除額とは贈与財産の価額から控除する金額
＊課税価格が110万円を超える場合は申告が必要
＊配偶者控除もあります。
・税率＝超過累進税率（基礎控除後の課税価格に対して）
　
特例税率とは、直系尊属（父母や祖父母）からの贈与により財産を取得した受贈者（子や孫。財産の贈与を受けた年の1月1日において20歳以上のものに限る）については、「特別税率」を適用して計算し、この特例税率の適用がない財産のことを「一般贈与財産」と言って分けられています。票を見ると、直系尊属が特例として税率が優遇されています。

「相続時精算課税」
・特別控除額＝2,500万円
＊特別控除額とは贈与財産の価額から控除する金額
＊前年までに特別控除額を使用した場合は、2,500万円からすでに使用した額を控除した残額が特別控除額となります。暦年課税のように毎年控除される金額枠ではありません。
・税率＝一律20％（特別控除額を超えた部分に対して）

参考：国税庁ホームページ　贈与税のしくみ
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/sozoku/aramashi/pdf/03.pdf

納付税額の計算方法は？

「暦年課税」
例えば、控除後の課税価格が550万円の場合の計算方法を、一般税でご紹介します。
550万円をが該当欄ごとに区分して、その税率をかけた金額を合計する、というものです。
550万円は、200万円＋100万円＋100万円＋100万＋50万円
200万円×10％＝20万円
100万円×15％＝15万円
10万円×20％＝20万円
150万円×30％＝45万円
合計金額100万円が納付税額、という計算方法になります。
こちらは早見表を見ればすぐに計算できますので、ぜひそちらを活用してみてください。

以上が贈与税にかかる税率の計算方法でした。