税務調査対策はきちんと

税務調査対策はきちんと

税務調査とは

税務調査というのは、確定申告で申告された事業の収支等に間違いがないかどうかを、税務署職員が実際にその会社に訪問して調査するものです。

会社に保管している帳簿類と申告された内容を照らし合わせ、申告漏れがあった時にはその部分を修正申告し、不足分を納税するように指導されます。

また、悪質な脱税行為が見られた場合には、本来の納税額の1．5倍の重加算税が課せられることになります。

事業規模にもよりますが、調査を行うときには数日前に連絡が入り、税務署職員が2名以上の複数で訪問して、数日かけて過去3年程度の帳簿について集中的に調べます。

そのため、対策をきちんととっておかなければ、訪問が分かってからの準備ではとても間に合いません。

具体的な対策例

税務調査というと怖いものに感じる人もいますが、実際にはきちんとした帳簿管理を行い、納税をしている事業所に対してはそれほど厳しくはありません。

悪質な脱税の疑いがあるところに対しては徹底的に調べますが、事業を始めて間もないところなどに訪問して、正しい帳簿の記載方法や管理などを指導することを目的としたケースも多々あります。

そのため、対策としては帳票類や簿記の記帳は溜め込まずに毎日きちんと済ませておくこと、普段から探しやすい状態に整理しておくことなどが有効です。

普段と異なる処理の場合には、付箋やメモなどで詳しい事情を説明したものを添えておくと、数年前の経理処理について質問があった時もスムーズに答えられます。

税理士に依頼すると安心

普段から決算書や確定申告書の作成を税理士に依頼している場合には、一定の信頼性があることから、税務調査に当たる可能性は若干低くなります。

また、仮に税務調査が入った場合でも、税理士に立会いを依頼することができますので安心です。

帳簿類は全て税理士がチェックをしていますので、自分で記帳した時のように知識不足や記帳ミスなどによる誤記がほとんどありません。

もちろん、当日も詳しい事情を把握している税理士が、調査官からの質問の受け答えもほとんどしてくれます。

調査の予定が決まった時に前もって相談に出向き、当日の対応や調査に関する対策などについてのアドバイスをもらうこともできますので、慌てて準備をしなくても済みます。