経費と税金の関係はどうなっている?

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経費と税金の関係はどうなっている?

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まずは売上から経費を差し引きして、利益を計算

税金(所得税)の計算を行うためには、まずは事業からどのぐらいの利益が発生しているのかを知る必要があります。

利益というのは一番シンプルに考えると「売上?経費」で計算される金額のことです。

例えば売上が1000万円で経費の合計が600万円であった場合には利益は400万円(1000万円ー600万円)と計算されます。

れだけだと単純なようですが、実際はもう少し複雑です。

というのは、「売上や経費のの金額=入金や出金の金額」とは必ずしもならないためです。

所得税の計算は毎年1月~12月の期間で行いますが、12月の売上が翌年の1月や2月になって入ってくるということも珍しくはありませんよね。

また、今年の1月に入金になっているお金は去年の12月の売上、ということも考えられます。

今年の税金計算を行うためには売上と経費の金額を「今年の分だけ」の金額に修正する必要があるのです。

利益額から「所得控除」を行って税率をかける

年末年始の売上や経費の修正を行って、「今年の利益の金額」が計算できたら、次は「所得控除」を行います。

これは今年中に支払った社会保険料の金額や生命保険料の一定額を利益の金額から差し引きすることをいいます。

もちろん、差し引きした後の金額が小さくなればなるほど税金は安くなることになりますから、支払った社会保険料などが多いほど税金も安くなるということになります。

所得控除の正確な金額を知るためには、料金を支払った時の領収書や、保険会社から送付してくる明細が必要になります(銀行口座からの引き落としの場合には、通帳の引き落とし金額を参考にすることもあります)。

最終的に差し引きした金額に所得税の税率をかけてとりあえずの税金の金額を計算します。

住宅ローン控除などの「税額控除」もある

売上経費の金額から「利益」を計算し、そこから所得控除を差し引きし、税率をかけるととりあえずの税金(所得税)の金額が算出されます。

通常はここで税金の計算は終了になりますが、住宅ローン控除などが適用される場合にはさらにそこから「税額控除」を行う必要があります。

税額控除というのは一定の金額をを所得税の金額から直接的に差し引きする計算のことを言います。

たとえば、上記の計算を行って所得税の金額がひとまず10万円と算出された後、別途計算した住宅ローン控除額(住宅ローンの年末残高の一定率をかけて計算します)が4万円と計算された場合には「10万円-4万円=6万円」が今年支払うべき所得税の金額となります。

もちろん、上記の例で住宅ローン控除額が15万円だった場合には税金の金額はマイナスになりますので所得税の支払額は0円ということになります。

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