重量でどう変わる?自動車の重量税とは
自動車重量税とは?
車検ごとに支払う税金になります。ただし、自動車重量税は1年ごとにかかる税金なので、車検ごとにまとめて支払うことになります。そのため基本的に2年分をまとめて支払うことになるわけです。忘れがちですが、新車は購入する時に車検までの3年間分の自動車重量税を支払っていることになります。
重いほど重量税は高くなる
言葉のとおり「重量」税ですので、基本的には自動車の重量によって税額が決まります。乗用車の場合は車両の重さによって0.5トンごとに税額は増えていきます。しかし軽自動車の場合は、重量にかかわらず定額です。
また自動車と一口に言ってもこの2種類だけではなく、細かく分けると多数存在します。簡単なイメージとしては、乗用車よりも軽いものは定額で、乗用車以上の重さのものは重くなるごとに増額されていくと考えて良いでしょう。
エコカーは大幅に減税?
環境に配慮したエコカーには優遇措置がありますが、それだけでなく自動車重量税も大幅に減税されます。配慮されたエコカーほど減税率は上がり、重量税が全額免除される場合もあります。新しく発売されたエコカーほど基準が厳しくっていますので、減税率も上がる傾向にあります。
しかし逆にエコカーであっても自動車重量税額が増額される場合もあります。車検証に記載された初度登録年月から、13年が経過すると増税され、さらに5年後にはもう一度増税されます。
ではなぜ、増税されるのでしょうか?
これは、エコカー減税と関係してきますが、古い自動車ほど環境に悪いという考え方があると思われます。増税される年数の基準等は、曖昧で説得力がないと言う意見もありますが、古い自動車ほど環境に良くない傾向にあるというのは間違いないようです。
実際自動車重量税が、重量が上がるほど課税されるのも、大きな自動車ほど排気ガスを大量に排出すると言う考えがあるはずです。自動車メーカーが新車を売るために、古い自動車に増税するよう圧力をかけていると言う意見もあるようです。東京都では、ヴィンテージカーだと自動車税が減免される制度がありますが、国税である自動車重量税には適用されません。
自動車重量税は返還される場合も
自動車重量税は1年ごとにかかるのですが、新車購入時や車検ごとに支払うことになるため、年単位だとしても、基本的に前払いしていることになります。重量税の返金の条件は、廃車か解体することなので、盗まれた場合や行方不明になって発見されない場合は返金されません。
返金額は廃車の手続きを行った次の月から、車検の有効期間が切れるまでの月割りで決定されます。そのため車検の有効期間が1ヵ月以上残っている場合ならば、返金申請をすることで返還されます。
廃車にする場合、永久抹消登録をすることになりますが、永久抹消登録の申請書と返金の申請書は一緒になっています。返金を受けられる場合は、廃車にする際に忘れずに返金の申請書も出すようにしましょう。
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